2014年10月26日日曜日

没問発言後の迷物講師との会話

10月24日金曜日に迷物講師が爆弾発言しました。

…問48肢1は誤記だ、出題ミスだ…

それで doremi も気になったので、きのう(土曜日)迷物講師に質問しました。
以下 doremi と迷物講師の会話をなるべく忠実に再現します。

【doremi】

年度統計でも、国交省のサイトでは、「平成24年度の住宅着工戸数は、3年連続の増加となった」というように「3年連続」とは書いてないですよ?

【迷 物】

そんなの知ってるよ。
国交省の役人が「年統計」と「年度統計」の違いを理解してないからでしょ。

【doremi】

じゃ、「年統計」と「年度統計」の本当の違いって何ですか?

【迷 物】

まず「年統計」というのは、「その年の1月1日から12月31日まで」を区切ったもの。要は、カレンダ-によった1年間の統計。

でも「年度統計」というのは、日本の公式的な統計では「その年の4月1日から翌年の3月31日まで」を区切ったもの(根拠:財政法11条)。

だから、上の国交省のサイトでは、「平成24年度の住宅着工戸数は…」と「年度統計」を書いているんだから「3年度連続の増加となった」と表現しないと、国際的に笑い物になっちゃうわけ。

【doremi】

「国際的に笑い物になっちゃう」って、どういう意味ですか?

【迷 物】

あのね、「年統計は常にカレンダーの1年間」で区切るけど、「年度統計はそうじゃない。国際的には正味1年間ない場合だってある」んだ。

例えば、アメリカの学校年度は「その年の9月1日から翌年の6月30日まで」を区切ったものが多い(この場合、7月1日から8月31日は年度に属しない空白の期間)。正味10カ月しかない年度があるなんてぇのは、国際的には常識なんだよ。国際的には、カレンダーと違う区切りを使う場合、はっきりと明示しなければならない

【doremi】

経理と同じですね?

【迷 物】

その通り!

経理や企業会計では、「当社の平成24年度売上高」なんてやるだろ?
その場合、会社の事業年度が「平成24年の4月1日から翌年の3月31日まで」ならその間の売上高を指すわけだし、事業年度が「平成24年の10月1日から翌年の9月30日まで」ならその間の売上高を指す、というように区切る期間が個々バラバラなので必ず「」を付ける。
四半期(3か月)ごとに区切るのも自由。企業会計では、「その年の4月1日から翌年の3月31日まで」で区切れ!なんていう縛りもないしね。
だから、区切りがどこからどこまでか、経理や企業会計では必ず明示してある。

【doremi】

経理や企業会計では、「当期の売上高」とか「前期の経常利益」というように、区切る言葉として「期」を使います。

区切るという意味では、「年度」と「期」は同じことですよね?

【迷 物】

その通り!

だから、平成26年度問48の肢1は、「平成24年度法人企業統計年報(平成25年9月公表)によれば、平成24年度における不動産業の売上高は約32兆7,000億円と対前年度比で8.5%減少し、3年度連続で減少した。」と、最後のセンテンスまで区切る言葉(「」)を書かなければ、「年度統計」の本当の使い方を知らない出題者だね!と悪口言われても仕方ない。

特に本肢は、先進国であるわが国の企業動向を全世界に知らせる「財務省所管の国際統計」だ。
住宅着工戸数のような国交省所管の国内統計とは、わけが違う

「対前年度比で8.5%減少し」と書いたからといって、その次のセンテンスで「」を省いて「3年連続で減少した」と書いてしまった肢が試験委員によって正しい肢とされたんじゃ、やっぱり国際的にも恥と言うほかない。

【doremi】

じゃ迷物先生の希望通り、平成26年度問48は没問ですね?

【迷 物】

それはまた別の話。

doremi が作ってくれた資料を見る限り、俺の見解は大手予備校や有名講師からスルーされているので、お上は出題ミスを認めない可能性が高いと思うよ。
宅建試験はだいぶ透明化されてきたが、まだダークな部分が完全になくなったわけじゃない。

ところで、俺は自分の意見をブログから削除するつもりはないよ。

後世の人が判断してくれると思う。
それでいいんだ!