2013年5月21日火曜日

「doremi 不動産」―第6話― 開店したけど、信用が付くまでは…。

まだ開店したばかりのお店ですから、お店の窓ガラスには売買や賃貸の媒介(仲介)物件を貼り出しています。

これらは、わざわざお店に来店しなくても、ネットでだって調べられる情報です。
ないとさみしいから貼ってるようなもんです。

でもおとり広告と疑われる情報は絶対に表示できませんから!そこはちゃんとチェック済みですよ。

現在の「doremi 不動産」には「代理」や「売主」になる物件情報、つまり独自の情報がないことが最大の弱みです。

これがあるのとないのとでは、お店への信頼度も全然違ってくるんじゃないかな。

免許番号が(1)の新米「doremi 不動産」では、まだまだ信頼してもらえないのは当たり前なのかな。


  • 宅建業者は、事務所の見やすい場所に標識を掲示する義務がありましたね。
  • その標識の最初には「国土交通大臣免許(1)12345号」とか「東京都知事免許(1)12345号」とか書いてあるのですが、それが免許番号です。
  • カッコ内の数字を見れば、その業者の営業年数が大体分かるようになっています。
  • 免許を取得してから最初の更新(5年後)までは、カッコ内の数字が(1)です。
  • 「doremi 不動産」は東京都知事免許を取得したばかりなので、「東京都知事免許(1)12345号」になります。
  • 5年経って更新すれば「東京都知事免許(2)12345号」(12345号の部分は変化なし)になります。
  • 10年経って2度目の更新をすれば、「東京都知事免許(3)12345号」です。
  • 街を歩いているとカッコ内の数字が二桁の、例えば(13)なんていう業者さんもいます。こういう業者さんは、ざっとみて50年の経験があるな! と判るのです(1995年以前は免許の有効期間が3年だったので、3年に1度カッコ内の数字が増えました)。

そこで免許番号(13)、ざっとみて50年も六本木で営業している、"六本木不動産"さんにはちょくちょく顔を出して営業しています。

その社長さんは二代目らしく人のよさそうな顔をしていますが、したたかさも兼ね備えた恰幅のいい初老の男性。甘いものが好きのようで、もう糖尿病一歩手前って感じかな。名前は田中さん。
5月22日が誕生日です。プレゼントはきっとたくさんもらうに違いないから、ちょっと目立とうと思って1日前に持って行きました。
プレゼントは手作りのヘルシークッキーです。

いつも忙しいのでなかなか会えないのですが、その時は珍しくお店にいたので直接クッキーをお渡しして、その場で食べながら少し長くお話もできました。

お話の中で、「今すごく忙しくてちょっと手伝ってもらいたいことがあるんだけど」とおっしゃるので、聞いてみると千葉県で一戸建てを探している方のお話でした。

「doremi 不動産」さんなら千葉に詳しいだろうからと、その人を紹介してくださるというのです。何というチャンスでしょう。ラッキー!!

早速良い物件を探さなくては。

国民栄誉賞の長嶋名誉監督の出身地で注目されている"佐倉"あたりはどうかしら。巨人ファンなら気に入るかも。

"佐倉"は、地震や津波等、東京湾に近い所より安全です。しかも、昔から千葉や東京への通勤圏としても有名。

隣のユーカリが丘駅周辺は、相当昔に、ある不動産会社が大規模に開発したところですが、入居者のために、京成電鉄にかけあって駅舎の建設費用まで負担した住宅団地が広がります。
暮らしにとても便利な施設を備え、子育てするにはもってこいの緑あふれる環境が自慢です。

そういえば、事務所に常駐していなければならない専任の主任者については、免許を申請する時は doremi でしたが、"さくら"ではまだ首都圏の地理に詳しくないのでフットワークの良さから、専任の主任者は彼女にして変更の届け出を出しました。これを提出する期限は変更してから30日以内ですよね。
これで doremi  が、物件調査を自由にできるようになりました。

早速、佐倉周辺の物件情報と、ユーカリが丘駅周辺の一戸建てを調査してきました。

調査した情報を"さくら"のセンスでスマートな資料に作りなおしてもらい、"六本木不動産"さんに届けました。
ほかに幕張メッセに近い物件とか、東京ディズニーランドに近い物件の資料も合わせてお渡ししました。

"六本木不動産"さんから紹介された、その買主の方はどのような人生を送ってこられたのでしょう?

住まいというのは個人のプライバシーを十分理解して物件を探さないと気に入ってもらえません。
でも知った秘密は守る義務(秘密漏えいの禁止)があります。

買主だけじゃなく、売主の物件にヤバイ秘密がある場合など正当な理由があれば、逆にその秘密をばらす必要が出てきます。ケースバイケースでちゃんと判断しないといけません。

なにはともあれ、早く買主に会えますように…。
こういう時は神頼み!近くの十番稲荷神社にお参りした後は、迷物講師の口癖「果報は寝て待て」で、素直に寝て待ってみますか。


"六本木不動産"は実在しますが、このコンテンツはバーチャルストーリーなので、お許しください。

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